地球温暖化問題の原因にあげられている、CO2排出問題。このCO2排出量を抑制しようとする環境対策が進められている。
しかし、経済発展と環境対策がぶつかりあうという問題もあり、CO2排出に対する取り組みは各国で対立することも多い。
そんな状態の中、世界全体のCO2排出量が、2014年は13年と同じ323億で横ばいだったという(国際エネルギー機関(IEA)のまとめ)。これまで増加傾向にあった排出量が、データがある過去40年間で初めて横ばいという結果になったそうだ。
再生エネや省エネの普及が進んで
その理由に、先進国や中国などで再生可能エネルギーの利用の拡大、省エネが進んでいることがあげられる。
温暖化のためか、地球環境に変化がみられる昨今、急ピッチで環境対策が必要になった。環境対策を進めた上で、こうした結果は一つのプラス材料になるだろう。
ただ、今後の環境対策の取り組みはまだまだ問題だらけ。経済と両立させながらの取り組みが今後も必須になる中、どこまで環境対策を進められるか。環境対策を進め、続けていかなければ、環境悪化に歯止めがきかず良い方向に向かわない。
経済が危機的になった時に、環境の面をどこまで考慮できるか、がポイントになってきそうだ。
【参考資料】
・「世界の排出量 昨年は横ばい」
毎日新聞 2015年5月17日(日)