様々な問題

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 現在、世界中で様々な問題が生じている。
 社会的な貧困の問題はあちこちにはびこっている。
 これらのことをどうやって解決していくべきなのだろうか。
 まずは、知ることが大切だろう。

DAYS国際フォトジャーナリズム大賞 2位
「シエラレオネ 出産の悲劇」
キャロル・グジー(DAYS JAPAN 2009.5)

 シエラレオネは西アフリカでは病院も満足ではない。「フリータウンの大病院は1日1時間しか水が出ない」状況で、さらに「ガバラの病院ではたった2人の医者が30万人の住人を診ていた」という。
 これでは当然、満足な医療もできないだろう。

 さらに、これらの医療を妨害しているが「交通機関がない」ということだ。何とか「バイクなどでようやく運ばれても、病院の設備も薬品も不備」である。「緊急の手術のためにさえ、家族が手術用手袋やガーゼを買いに走る」という。さらに、「輸血用血液もないので、家族がその場で献血する」というのだ。
 その原因には、「2002年まで続いた11年間の内戦と、それに続くインフラの悪化により、医療環境が悪い」ことが挙げられる。

 「国連によれば、『生涯に妊娠・出産で死亡する危険』はシエラレオネでは8回に1回、これがアメリカなら4800回に1回、アイルランドなら4万8000回に1回」であるという。
 シエラレオネの環境がいかに深刻かがわかるだろう。

DAYS審査員 特別賞
「南アジア 働かされる子どもたち」
G.M.B.アカシュ(DAYS JAPAN 2009.5)

 「インドでは総人口11億人のうち、児童労働者数は1000万人余」だという。

 「ネパールでは総人口3000万人のうち、児童労働者数は約200万人」だという。
 「女の子が親や密売員によって売られるケース」で、その数は「年間7000人」という。

 バングラデシュでは、「総人口約1億5000万人のうち、児童労働者数は約500万人」だという。これは、「5歳から14歳の子供の約15%にあたる」とされる。しかも、「子供たちに与えられる給与は、大人の1割程度」だという。

 「現在、世界には2億1800万人の児童労働者がいる」という。それは「世界の子供の7人に1人にあたる」というのだ。その児童労働が多い地域として、「圧倒的にアジア太平洋地域で、全体の6割を占め、1億3000万人にのぼる」という。
 ここで、児童労働者の数が合わないという疑問点が出るだろう。「ILO(国際労働機関)によれば、『児童労働』とは、原則的に15歳以下の子供が大人のように働く労働のことで、開発途上国では14歳以下とすることもある。通常は5歳以上を指し、5歳未満は含まれない」。
 数字はさらに膨れ上がるだろう。

DAYS JAPAN Public Prize
「インド 忘れられた人々」
菅野大(DAYS JAPAN 2009.6)

 インドは、中国と並ぶ経済発展国である。そのため、インドを取り上げるメディアは多い。
 「アメリカのメディアは、インドの経済発展はよく記事に取り上げ、経済の次期スーパーパワーと持ち上げるが、その陰で貧困から抜け出せずにもがき続ける何億もの人々の現状にはあまり触れようとしない」。
 インドに注目を向けるのはいいが、問題な部分も注目すべきであるだろう。

 まだまだ貧困は深刻な問題である。
 「世界銀行の統計によれば、現在も約4億5千万人のインド人が一日1.25ドル以下の生活を強いられており、人口1200万人のインドの巨大経済都市ムンバイでは、600万人以上がスラム街で生活している」という。

DAYS国際フォトジャーナリズム大賞 3位
「ネパールのチベット難民」
ブライアン・ソコル(DAYS JAPAN 2009.5)

 「ネパール国内では一昨年、独裁的なギャネンドラ国王が退位したが、反国王運動の中心になったのが毛沢東主義派」であった。「昨年には、紆余曲折を経て、毛派のプラチャンダ首相が連立政権の実権を握った」。「毛派は中国共産党と直接的な関係はないとされるが、首相は就任直後に北京を訪れ、中国首脳と会談した」。
 これらのことから「ネパールのチベット難民を取り巻く状況はさらに厳しくなっている」という。

 このようなことから、チベットの立ち位置が変化している。
 「ネパールは文化や宗教がチベット人に近く、長い間、チベットと密接な関係を保ってきた」。しかし、「近年、インドの影響から離れて中国との関係を強化する方向に転じ、チベット難民への製作も変化した」という。
 チベットには不利な状況になりつつあるのだろうか。

DAYS JAPAN Public Prize
「アフガニスタン 刑務所に育って」
デイビッド・グーテンフェルダー(DAYS JAPAN 2009.6)

 「2008年には225人の子供たちが、アフガニスタン全土の刑務所内で生活」をしていたという。
 なぜなら、「収監されている母親と一緒にいる」ためである。

 「ヨーロッパの国々では別離による心理的障害を配慮して、3歳までの子供は母親と刑務所に留まることが許されている」という。

 これらのことがなぜ起こるのか。
 理由の一つに「貧困のせいであり、また身の安全を守るためである」。「外界では、これらの子供たちは社会的アウトカースト(不可触民)」だというのだ。
 「刑務所にいれば、子供たちは少なくとも教育が受けられるし、病気になれば治療も受けられ、慈善団体から寄付も寄せられる。実際、物質的には平均的なアフガニスタンの子供より恵まれている」という。

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