新型インフルエンザが襲ってきました

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 新型インフルエンザが世間を騒がしました。落ち着いたかと思いきや、現在、流行してきました。
 今後、どこまで深刻になってしまうのか。
 

「迫り来るウイルス変異の恐怖」
ケイト・ゲーリー(Newsweek 2009.5.20)

 現在、脅威というものは様々に、多々に存在する。その1つに「感染症学者と公衆衛生医が最も懸念する感染症」ある。
 しかも、その感染症は3つに分類される。
 ・「動物で発見された病原体が突然変異して人間にも感染するもの(牛海綿状脳症[BSE]、鳥インフルエンザ)」
 ・「グローバル化のため発生源の国の外に広がるもの(西ナイル熱、SARS[重症急性呼吸器症候群])」
 ・「既存薬に耐性のあるもの(MRSA[メチシリン耐性黄色ブドウ球菌]、結核菌)」
 これらは現在も脅威であるものだ。

 「人間が感染する病原菌は約1500」もあり、「過去15年で、地理的な広がりや人間にとって新しい感染が数多く発生している」という。

「[最凶パンデミック]恐怖の大予測」
(SPA! 2009.5.26)

 世間を騒がせた新型インフルエンザ。最近は平穏に戻っているが、これで安心してはいけない。
 「新型インフルエンザの流行には波があり、最初の第一波が終わると数か月後に第二波、第三波とやってくる」という。例として第一次大戦時のスペインかぜがあげられる。
 スペインかぜは「第一次大戦さなかの1918年に世界で1億人とも言われる過去最大の犠牲者を出した新型インフルエンザ」であった。「同年3月の第一波では犠牲者は少なかったが、同年8月の第二波、さらに第一波の1年後の第三波によって世界人口の2~4%にあたる4000~8000万人もの人々が死亡したと推定されている」。
 このスペインかぜは日本も襲っている。
 「第一波の犠牲者は少なかった」ものの、「秋から始まった第二波により、その年の11月には13万人が死亡。さらに第三波が1919年12月から3ヵ月間続き、ピークとなった1920年1月の犠牲者は7万人以上。死者は合計45.3万人で、日露戦争の戦死者の約4倍」だという。

 新型インフルエンザなどが起こると経済にも大きな影響を与えてしまう。
 「03年に中国で猛威を振るったSARSは、東アジア地域のGDPを0.3%引き下げた」。「今回の騒ぎで、メキシコ市当局は、市経済全体の損失も53億円と試算している」という。
 さらに、「08年の世界銀行の試算では、パンデミックとなった場合は対策に約3兆ドルが費やされ、世界のGDPの4.8%(約2.6兆ドル)が減少するとされる」。

 今後深刻な状況になるというのが、「アジアを中心に広がりつつある致死率60%のH5N1型鳥インフルエンザ」だという。
 「全身感染を引き起こすこの強毒型ウイルスが、その毒性を保持したまま新型インフルエンザとなってパンデミックを引き起こせば、最悪、全世界で1億5000万人の死者が出る可能性もある」という。
 ただ、果たしてそうした最悪の結果にすぐに結びつくか。
 「強毒性のH5N1型鳥インフルエンザの人感染では、確かに全身感染の兆候」を示しているが、「大部分は急速に進行する重症肺炎が死因」だという。「60%という高い致死率を正直に受け止めていいかというのは疑問」だという。
 なぜなら、「致死率が高い地域は、医療インフラが脆弱なところばかり」だという。「タミフル投与など、早期治療ができれば、致死率は劇的に下がる可能性」があり、さらに「いくら人型に近づいているかもしれないと言っても、その予測は誰にもできない」という。
 「季節性インフルエンザは、高齢化や乳幼児のほうが重症化しやすい」という特徴を持っていた。新型インフルエンザでは「健康で免疫機能がよく働く若者のほうが重症化しやすい」という。「ウイルスを撃退しようと生体反応が過剰になり、正常な細胞まで破壊してしまうサイトカインストームという現象が起こりやすいから」だという。

 日本の対策はどうなっているのだろうか。
 「弱毒型の新型インフルエンザが蔓延した事態を想定した日本の行動計画では、日本の全人口の25%にあたる3200万人が感染すると想定」している。そのうち「入院患者は200万人で、死者は64万人に上る」という。「一日あたりの最大入院患者数は10万人なると想定している」という。

文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」 VOL.338
「風評被害に負けないようにみんなで豚肉を応援しよう!」
坪内祐三、福田和也(SPA! 2009.5.19)

 医療の現場が大混乱した新型インフルエンザ。
 「品川区が2年ぐらい前に開業医にアンケートして、『新型インフルエンザの発熱外来に派遣要請が来たら協力するか』と聞いたら、『協力できない』が6割」だったという。その理由として、「『家族が罹患したら危ない』とか、『自分がかかるのが嫌だ』とか」。
 「アメリカでは、協力医として登録する」傾向が強いのですが。

 話は変わって、「同じ1kgの体重を増やすのに必要な飼料は、鶏を1とすると、豚は2倍ぐらいかかる」という。ちなみに「牛は5倍ぐらいかかる」。

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