風力発電、加速(From 日本経済新聞 2009年3月16日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「風力発電、世界で3割増 08年末の能力原発90基分に 米中が投資加速 環境重視の政策 追い風」

 エコを考える上で、良い風が吹いている。
 「2008年の世界全体の発電能力は前年比で3割近く増え、1千億ワットの大台を初めて突破」したという。

 この中で、「特に増勢が目立ったのは米国」である。「発電能力は前年比で49%増の約252億ワットとなり、ドイツを抜いて首位に浮上」したという。
 さらに、「中国も大幅に能力を増強させ、08年は前年の約2.1倍の122億ワットと、世界4位に上がった」。
 このことは、汚染度の高い両国が力を入れるということで、環境の面では大きな前進になっただろう。しかし、両国も原発推進派であり、他にも課題は多い。

 米国のエコ対策の環境を整える、力を入れる背景の一つが、「風力など再生可能エネルギー拡大を狙い、企業の投資を促すための減税や関連事業への融資保証などを盛り込んだ景気対策法が2月に成立」したことがある。

 「中国も10年末までに4兆元(約57兆円)の景気対策で、環境・エネルギー関連への投資拡大を盛り込んでいる」。
 一方の「欧州では、風力発電による電力の政府買い上げや税制優遇などの促進策が企業の投資を支えている」こともあり、「欧州は安定的に1割前後の増強ペースを維持」しており、「日本の発電能力は約10億ワットで世界3位」となっている。
 欧州は安定的で計画性があるとみられる。

 「風力のほか、太陽熱や地熱を含む再生可能なエネルギーの利用拡大では、欧州連合(EU)が20年に電力消費に占める割合を20%に引き上げる目標を設定。米エネルギー省はブッシュ政権下の昨年5月、30年までに米国内の電力需要の20%を風力発電で賄う方針を打ち出し」、目に見える目標を打ち出している。

 「08年末の風力発電能力は、原子力発電所の約90基分に相当する約1207億ワット」で、「前年に比べて29%増加」という結果。
 これでも、原発推進にはブレーキはかからない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)