世界の中の日本

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本は平和であります。恐らく、多くの人がそう思っているのではないでしょうか。もちろん、危険なこともあります。殺人事件や交通事故、詐欺や強盗といったものも存在します。しかし、世界という枠組みから見ると、比較的、安定して、平和な国であるでしょう。

 現在、日本では戦争や紛争といったものはないでしょう。抗議やストライキ、差別や強盗などといったことはありますが、大々的に戦争のように、爆弾が降ってくるということはないに等しいでしょう。そして、そのことから、「平和」という言葉が出てくることも大きいと思います。私自身、そういう意味で、日本は平和な国であると、安定していると思うことは多いです。

 しかし、ここに大きな落とし穴があると感じます。

 外国に旅行に行った方は感じることがあると思いますが、危険と言う場面が身近な存在であるということです。日本は平和であり、それは素晴らしいことであるのですが、その平和が当たり前のようになっている、この状態が普通であるという、「平和ボケ」には、危機感を抱いていしまいます。

 明日も快適な生活が続くと、当たり前のように感じることはすごくいいのかもしれませんが、そこで、「本当に続くのだろうか?」と疑問に思わないのでしょうか。

 なぜ、こんなことを言うかというと、世界と言う舞台を想像してみるといいと思います。

 世界は現在、どういう状況になっているのであろうかということです。

 まず、思い浮かべるのが、現在、戦争が行われている中東です。ここは、みなさんもお分かりのように、イラクやアフガニスタンがあげられます。いまだに、米軍の泥沼状態は抜けられない状態であり、撤退はまだ先だと思います。イラクやアフガニスタンの周辺も実に不安定であるといえるでしょう。

 イラクの隣国、イラン。核問題やイスラエル敵視の姿勢などから、多くの問題が噴出しています。シリアにしてもテロ支援国家と、イランなどとの関係、不安定です。西の方では、イスラエル。このイスラエルの周辺はいってみれば、敵国だらけです。北にはシリア、東にヨルダン、南にエジプト、東にいくと、イラン。イランはイスラエルを認めていません。そのイスラエルの中ではパレスチナの問題が山積みで、テロと報復の繰り返しにより、混迷中であります。

 北に行きまして、ロシアはどうかというと、やはり、チェチェン問題があります。同時に、アメリカのMD政策という大国間の問題があり、まだ分からない状態です。それに、旧ソ連圏の国の行方でロシアは神経を尖らせています。

 東に行って、「ヨーロッパは安定しているのでは?」っと思いますが、イギリスでの同時多発テロがあります。他でもテロ事件は発生しており、フランスでの政治がらみでの暗殺やオランダなどの民族への差別が出てきました。イギリスとロシアでは、あのリトビネンコ氏暗殺でもめました。 コソボ独立問題では、ヨーロッパも一枚岩ではなく、スペインは独立反対という立場に。イタリアも政権不安定で混迷を迎えています。

 南にいきまして、アフリカはどうでしょうか。

 いまだに、民族の問題や差別、病気などと言った問題は解決されておりません。南アフリカにしても、アパルトヘイトが撤廃されてからも、安定していないのげ現状だと言います。ヨハネスブルクやナイロビは世界でも危険地域となっています。50m歩くだけでも、タクシーを使ったりと、旅行者の中でも有名な地域です。スーダンの虐殺問題、ソマリアの問題などなど、多くの問題が在り、不安定であると言えるでしょう。

 それでは、アメリカはどうかというと、これまた、9・11のテロがあります。あれ以来、テロ警戒が厳しくなったものの、いつまた起きるかわからない状況です。世界でも最も狙われる国という地位であるということはいえるでしょう。メキシコからの移民問題もあり、アメリカ内部でも問題になっています。

 メキシコも犯罪や麻薬問題といった問題が深刻で、不安定であります。

 南米はどうでしょうか。

 これまた、不安定と言えざるを得ません。ベネズエラのチャベス大統領が豊富な資源で力をつけ、その力を拡大させていきました。今、支持率からかげりが見えるものの。コロンビアとエクアドルの緊張が高まったのは、最近の出来事です。

 反米勢力が拡大している南米であります。

 だったら、私たちがいるアジア圏はどうでしょう。今まであげた地域や国は、どうしても身近な存在ではなく、遠い存在のように感じてしまいます。

 だったら、アジアはどうかというと、やはり、中国の軍事問題や最近のチベット騒動。それにつられてのインドにも飛び火しています。そして、北朝鮮の緊張、さらには、インドネシアのテロ組織の問題、タイでは少し前の軍事クーデターや南部でのテロ、ミャンマーではスー・チーさんの問題や独裁体制の反発、パキスタン(ここは中東になるのでしょうか)ではアフガニスタンからのタリバンやテロ問題。不安定な状態であるといえるのではないかと思います。

 比較的、オーストラリアなどは良いです。

 このように見ていると、世界中で、これだけの平和を保っているのは、数少ないといえます。その平和がとても貴重であるということと、この平和がこれからも続くとは限らず、周りがこれだけの不安定さなので、巻き込まれていく可能性は大なのではないかということです。

 もちろん、日本の中にも問題は存在し、不安定要素はあると思います。それらの問題は解決の方向に導いていかないといけません。それと同時に、平和に対して意識を変え、平和への努力をしないと、この平和は維持できないのではないでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)