森林伐採が招く影響力(From SPA! 2009.3.17)

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「「新学習指導要領」の影響で休職する教師がさらに急増」

 教育現場は大混乱の状況にある。
 「経済協力開発機構(OECD)によれば、日本は予算に占める教育費の割合は加盟28か国中最低」だという。この結果は、日本の混乱する状況からもあらわれている。

「[森林崩壊]が日本を破滅に導く!」

 日本の木材需要はすごい。
 日本は「世界の3分の1の木材を消費する消費大国」であり、「自給率は20%程度」だという。その日本であるが、「国土面積の3分の2が森林で覆われた森林大国」である。ちなみに、「日本の森林の45%が人工林で、人工林の44%をスギが占めている」という。

 しかし、日本国内での仕事は厳しくなっている。
 三重県の「尾鷲市の林業従業者は55年に855人だったが、00年には79人まで減り、製材業者の数は98年の24から04年の12へと、半減」になったという。この減少の仕方は衝撃的だ。それだけの国産の需要がなくなったということがいえるだろう。

 日本製は質がいいが、量と安い値段で外国製に負けてしまう。
 数々の物は外国製になっているのが普通になってきた。木材もその影響を大きく受けている。「国産材の利用率は急激に減り、木材自給率は20%程度まで落ち込んで」いるという。
 その背景には、

「外材は樹齢300年もの大木が1m3当たり1万円」であるが、「国産材」であれば、「100万円」はするという。この差は大きい。しかし、その分、外在にはデメリットはある。「外材は天然材を伐ってくるだけ」で、一方の「国産材のほとんどは、植林された人工林」である。
 その植林された人工林であるが、「売れる丸太にするまでには、植え付けをはじめ下刈りや間伐などものすごく手がかかる」ため、「勝手に生えていた天然木を伐るため、植林もしない外材と勝負すれば絶対に太刀打ち」できないという。
 量と質、どちらを選ぶのか。現状では前者が有利となっているのだが、両者の差に衝撃を覚えた。

 それでは、放置人工林はどういったデメリットがあるのだろうか。
 「放置人工林は日が差さないので、下草も生えないうえ、スギなど針葉樹の葉はもともと広葉樹の葉に比べて分解されづらい。だから、むき出しの表土は硬く、降った雨は地表をまるで川のように一気に流れ、河川の氾濫や土砂崩れなどの原因になってしまう」という。「それに対して、広葉樹林や間伐されている人工林は、地面に下草が生え、土壌もふっくらしてスポンジ状」になるため、「大雨が降っても土壌が水を吸収する」という。「『吉野川流域ビジョン21』が徳島県の吉野川上流で行なった研究によると、自然林の土壌の雨水の浸透能は放置人工林の2.5倍、適正に間伐された人工林は1.6~2.1倍ということがわかっている」という。
 災害に結びつかない工夫が人工林では考えられており、大雨になっても洪水が起きない理由の一つになっている。

 それらの災害が及ぼす影響は深刻である。「05年の水害では、樹木の被害は3000m2」。これは、「大型トレーラー100台分」に相当し、「当時の伐採量の3年分に当たる量」になるというから驚きである。いかに、自然災害の影響が大きいかが分かる。

 さらに、環境にも影響を与え・与えられる。
 「現在の温暖化の速度は10年当たり0.13℃。これを距離にすると、毎年1.7kmずつ南の気温が北上してくることになる。ところが、植物が環境に合わせて移動をしていく距離は、5分の1くらいしかない」そうだ。人間の適応能力はどうなのだろうか。人間の適応が追いつかないぐらい、環境が変化しているのではないか。

 そして、環境の変化に伴い、森林も影響される。
 「昨年6月に環境省が発表した資料によると、温度変化に弱いブナ林は、最悪の場合、31~50年には現在の44%に減少し、さらに81~2100年には7%にまで減少すると予測されている」。これは、実に温暖化のスピードがはやいかが分かる。

 根本から汚染されると、全体へと影響が出てしまう。
 森林もこれに当てはまり、「上流の森林が荒廃すると、落ち葉の中でできる『フルボ鉄』という植物プランクトンの成長を助ける成分が、川から湾へと流れてこなくする」という。「すると、魚や貝はエサ不足になるし、赤潮プランクトンがのさばることになるそうです」。
 ここに自然のサイクルが垣間見える。

 森林伐採などで自然環境のサイクル・バランスが崩れて、様々な生物・植物にも影響が出ている。
 その影響の一つが、「ツキノワグマ」である。「森で食べていた草木や果実など四季の多様な植生が失われたため、人里に降りてきて農作物を食べ荒らすようにまった」という。その結果、「直ちに有害獣として駆除され、既に九州では全滅、四国でも10~20頭を残すのみ」になってしまったという。しかも、「現在、日本全体で8000~1万2000頭。06年には4679頭という空前の捕殺が行なわれた」という。
 人間にとって害になるということで、捕殺されてしまうこと。その時は、一つの解決かもしれないが、これが今後、良い結果を生むとはいえない。これにより、まわりにまわって人間にかえってくることが目に見える。皮肉なものである。
 だが、有害獣という問題も現地では死活問題なのだろう。

 これらの森林の問題をどう解決していくべきかが問われているが、まだ暗いニュースがある。
 「戦後の拡大造林計画で、自然豊かな原生林は日本の森林の約11%にまで減少」したという。これは衝撃的な数字。さらに、「05年には10tトラックおよそ6万台分に相当する59万4222m3もの木々を伐採」したという。「林野庁は天然林の約7割を伐採対象と見なしており、今年も6月に伐採計画が公表される予定」だという。
 この計画にはどういった背景があるのだろうか。計画は現実に妥当なものなのか。

これは事件だ Vol.625
「陰謀説も流れる秘書逮捕の衝撃。この先があると信じたいが・・・・・・。」

 「西松がダミー政治団体を使って献金した今回のケースはもとより、西松自信がさまざまな企業のダミー役を担っていた可能性がある」という。
 その背景には、「西松は準大手」であるということを利用し、「”スーパーゼネコン”と呼ばれる大手が談合で叩かれる中、官公庁と結びつき手堅くやってきた」という。「宮沢政権時の金丸副総裁との縁故から、小沢代表に繋がりができた」という。
 そして、「身動きがとれない大手に代わって、西松は談合仕切りの中心へ駆け上がってしまったのではないか」という説がある。

タイゾー事務所SPA!支店 Vol.126

 国のトップが変わるということは一大事である。それが4回目となると異常である(今でも異常であるが)。

 「総選挙を経ずして4人目の総理大臣を誕生させてもいいのか。法的な善し悪しは別として、そんなことを政治的に国民は許すのでしょうか。」
 「その政権を「選挙が戦えない」などという国会議員の誠に身勝手な発想のもとで仮にも4人目の総理大臣を誕生させた暁には、今度こそ自民党は国民から厳しい評価が下されるものと思います」と。

 この主張は確かに。ただ、不適任であるとしたら・・・。
 どちらにしても、国内からも国外から信頼は低くなるように感じてしまう。

ドン・キホーテのピアス 707
「騒動になった熊本県の社会科テストを考える」

 PISAというものをご存知だろうか。
 「PISA型学力とは、OECD(経済協力開発機構)が実施している国際学力調査、PISA調査の考える学力のこと」で、「学校のカリキュラムをどの程度習得しているか、ではなく「知識や経験をもとに、自らの将来の生活に関する課題を積極的に考え、知識や技能を活用する能力があるか」をみるもの」だという。
 これは、「勉強をもとに、答えを出すための「方法や考え方を説明する」ことが求められ、そして、「自分の意見を表現する」学力」だという。

 学校では、正解は一つというような教育がされて、実社会に出たらなかなかそうではない。
 「PISA式は、さすがにOECDがやっているだけあって、要は「文化が違う者同士、どうやってお互いの違いをうまく伝えるか」ということがテーマ」にあげられる。
 それは「「どうやったら、同じ問題に対して、違う答えをお互い持っていて、お互い、正当な理由がある」ということを伝える方法」を考えるもので、PISA式は今後の教育の道に重要なものになるのではないだろうか。

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