無人機はどこに向かうのか?

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 戦争や紛争、偵察の仕方が変わってきそうだ。これまでは空爆や偵察のためには、パイロットが飛行機に乗り、空爆・偵察場所へと向かい、直接、攻撃・偵察を行う必要があった。その際には、パイロットは反撃をくらうリスクがあった。
 しかし、そのリスクがなくなるかもしれない。そうした行為を今、無人機がかわって行う世の中になってきたからだ。パイロットは遠い安全な場所で、映し出される映像を見ながら、コントローラーで無人機を操作するのだ。

 特にアメリカが、この無人機の開発に力を入れているが、世界的に無人機を導入・開発しようとする動きが強まっている。中国も例外ではなく、無人機開発が進んでいるとされ、今ではアメリカについで無人機を持つとされている。
 こうしたことから、無人機の普及が広がっているが、同時に無人機による誤爆などが問題となっている。この問題は人道問題に発展しており、無人機への懸念が大きくなっており、国際的な問題に浮上している。
 無人機による誤爆問題の他には、操作する人間が、対象者・物を攻撃するかどうかの判断力や考える能力が低下するのではないか、という懸念もある。
 さらに、無人機の技術向上により、これまでの世界情勢が変化する可能性も出てきている。中国の無人機問題は、周辺国への警戒が高まっており、地域間の緊張状態が生じている。なぜなら、周辺国の無人機開発状況はあまり芳しくないことため、中国に対する軍事的関係が劣勢になるからだ。
 つまり、無人機による偵察や攻撃が増えるため、無人機にどう対抗・対応していくか、という問題を抱えることになる。

ルール作りが始まる。そして、さらなる問題も

 こうしたことから、無人機使用に対するルール作りの声が強くなっている。そして、そのルール作りで、政治の攻勢が繰り広げられてきている。
 今のところ、これまでの国際的なルールが無人機使用へのルールへ適用されている模様だが、新しい動きも出てきており、ルールがどこに定められるか、注目する必要がありそうだ。
 さらに、殺人ロボット兵器の問題も浮上している。こちらは判断して攻撃するのもロボットが行うというもので、倫理や人権問題への懸念が強まっており、国際的な問題にも発展する可能性が高い。
 無人機と同様な問題としては、ロボット(プラグラム)が判断することで、人の考える能力低下や倫理などの問題意識低下などが懸念されている。そして、殺人ロボット兵器が暴走する恐れの問題も出てくる。

 無人機や殺人ロボット兵器の技術は今後、さらに向上していくだろう。それと同時に、戦争や偵察など、現在の状況の仕組みやシステムも変化していくのだろう。しかし、同時に思ってもみない問題も生じてくる。
 それに、私達はどれだけ対応でき、対応していかないといけないのだろうか。

【参考資料】

・「「殺人ロボ」規制協議 兵器条約 14、15日に締約国会議」
(毎日新聞 2013年11月2日(土))
・「無人攻撃機 ルール議論へ 国連で機運 オバマ政権 運用厳格に」
(日本経済新聞 2013年10月30日(水))
・「中国はドローンを何に用いるつもりなのか」
(FOREIGN AFFAIRS REPORT 2013 NO.7)

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